M-1グランプリ2007【最終決戦、総評】
Posted at 07/12/24 PermaLink» Comment(14)» Trackback(0)»
<最終決戦>
トータルテンボス
旅行代理店。後半、大村の大ボケに藤田が全部乗っかり始めるあたりの展開はお見事。急加速をして一気に駆け抜けた。これはたぶん、最終決戦のために作ってきたネタでしょう。トータルテンボスはいつになく本気でM-1を獲りにきているなあ、と思った。8点。
キングコング
台風レポーター。決勝戦のハリセンボンとややネタかぶりな印象。滝川クリステルっていうフレーズも出てきた。みんな滝クリ好きやなあ。出来は可もなく不可もなく普通。1つ1つのボケがオーソドックスすぎて刺激を感じない、というのは難点か。7点。
サンドウィッチマン
ピザの宅配。まあ、おもしろいけど1本目のネタには劣るかな、と。このコンビはトータルテンボスとは逆に、がんばって最終決戦用のネタを準備することもなく、普段どおりにやっている感じがした。7点。
審査員の判定は、「トータルテンボス2票、キングコング1票、サンドウィッチマン4票」でサンドウィッチマンが優勝。
<総評>
今年は決勝戦のレベルが低かった。トータルテンボス、キングコング、サンドウィッチマン以外の6組には猛省を促したい。あと、サンドウィッチマンに関して島田紳助が「松本と『何でこいつら準決勝で落ちたんだ』と言っていた」と語るとおり、現行の審査システムには構造的な欠陥があるような気がする。敗者復活戦の上位5~6組は、決勝戦の下位6組より確実におもしろかったと思う。有望な人間がきっちり評価されるような体制を作り上げることが今後の課題だろう。何はともあれ、キングコングの優勝を阻止できたことでこの大会の権威がぎりぎりのところで保たれたと思う。めでたしめでたし。
"M-1グランプリ2007【最終決戦、総評】"へのコメント
CommentData » Posted by さい at 07/12/24
ザブングルの顔芸にはかなり萎えましたね。ハリセンボンといい確かに準決勝に出れるようなネタではないのが多かった気がします。
サンドウィッチマン優勝は割と納得。トータルは残念やなあ…とりあえずキンコン優勝しなくて胸をなで下ろしました(笑)
CommentData » Posted by ラリー at 07/12/24
そう、とりあえずキンコンが優勝しなくて一安心。でも、来年はサンドウィッチマンもトータルテンボスも出ないと思うのでかなり混戦になりそう。
CommentData » Posted by reach at 07/12/24
準決勝のサンドウィッチマンを低く評価したことで、かわらさんのブログがとんでもないことになってますね。結果が出たあとだけゴチャゴチャ言う日和見主義者ばかりで腹が立ちますが、かわらさんには説明責任がありますね。
CommentData » Posted by ラリー at 07/12/24
かわら氏のブログ記述にはところどころ引っかかる部分があるけど(オードリーがあえて漫才の型を崩しているのをまったく評価していないところとか、タイムマシーン3号のネタをほめていながらも決勝進出できなかったことは仕方ない、と無理にまとめているところとか)、彼はあれだけ自身のブログで評価基準をさらけ出しているわけだから、他の審査員よりはだいぶマシだといえるでしょう。
結果が出た後でごちゃごちゃ言うおバカな人々は、本当にどうしようもないですね。何がいちばんおもしろいかなんて自分で決めればいいのに。
CommentData » Posted by るるる at 07/12/25
いつも楽しく見させてもらっています。
何はともあれ、キングコングの優勝を阻止できたことでこの大会の権威がぎりぎりのところで保たれたと思う。
この一文をわざわざ後から追加されるほどキングコングを買っていないということですか?それともキングコングに何か特別な思いがあるのですか?
ラリーさんの点数評価でも決勝、最終決戦とも7点とトータル、サンドと変わらぬ評価をされていて優勝してもおかしくないように見受けられるのですが。
大変興味がありましたので質問させていただきました。
CommentData » Posted by カステルス at 07/12/25
何十組もいる中でその日一番調子良いコンビが上がってくるんだから、
別に敗者復活枠から優勝が生まれてもそれほど変だとは思いません。
予選を見に行ったことがないのにブログ荒らしてる奴はなんなんでしょう。
CommentData » Posted by ラリー at 07/12/25
> るるる氏
キングコンビというコンビがお笑い界の中で特異な存在であるということに関しては、お笑い業界人、お笑い芸人、お笑い愛好家の誰もが同意するのではないかと思います。要するに、いろんな意味で注目に値する存在である、ということです。
> カステルス氏
そもそも笑いに点数をつけて評価すること自体に無理があるわけですからね。その当たり前の事実を踏まえていない批判や非難は不毛だと思います。
CommentData » Posted by reach at 07/12/25
>彼はあれだけ自身のブログで評価基準をさらけ出しているわけだから、他の審査員よりはだいぶマシだといえるでしょう。
まったくその通りですね。
批判を覚悟の勇気ある行為だと思います。
きちんとした根拠にもとづいた批判ならいいけど、
ただの誹謗中傷ばかりですから、あきれますよね。
CommentData » Posted by ダイラケ at 07/12/26
最終三組は、よかったですね。
それに対し、他の6組…
あと敗者復活ですが、
これ毎年思うんだが
「会場のウケ具合」
見る位置により、大きく違う気がする。
野外だから、起こる現象なんですが、
神宮の時、ハチミツが
「誰が1番ウケたか、神宮の客は、わかってる…」
発言ありましたが、
私の見てた位置では、
圧倒的に、とろサーモンだったし、
今年も、タイマが圧倒的にウケたって
印象では無かったな。
CommentData » Posted by ラリー at 07/12/26
たしかに、敗者復活戦で誰がいちばんウケてたかを正確に判定するのは難しいですね。あれって野外だから起きる現象なのかな。自分はタイマ3号のときにいちばん笑いの波を感じたけど、あとからテレビ中継の映像を見てみたら、サンドウィッチマンのときに観客の笑い声がいちばん大きかった気がした。
CommentData » Posted by タマガワ at 07/12/27
サンドウィッチマンの服装は、普段からああいう好みなのでしょうか?
それとも、「ロックバンドか?お笑いか?」という容姿の人達が多い中で
個性を出すために、あえてなのかな? オールドファッションですね。
演し物の方もオーソドックスというか基礎がしっかりした人達という印象で。
詳しいことわからないですが、狙いすぎてないシュールさって感じで
楽しめました。
最後のピザのネタを家帰ったらテレビでやってて見られただけだけど。
それ以上に、妻が「ああぁっ、中田カウスがテレビに出てるぅぅっ!!」
「また中田カウスが映ったぁぁ!」と、
逐一ブラウン管の前でおののき、興奮していました。
私は、桜井章一にちょっと似てるなと思いました。
CommentData » Posted by ラリー at 07/12/28
「中田カウス=桜井章一」説は初耳ですね。たしかに、ちょっとうさんくさくてドス黒いものを抱えていそうなところは似てるかも。
CommentData » Posted by ジュウザ at 08/01/05
初めまして。
面白いブログですね。
2007年のおっさん劇場やゴッドタンへの評価、
ブラマヨの2005年M-1優勝への批判、
小朝、談志のM-1審査員復活など、かなり賛同します。
品川庄司は好きなので、そこだけ意見が違いますが。
(でもアメトークの有吉の「おしゃべりクソ野郎」は笑いました)
2007年M-1に関して。
トータルテンボスが一番良かったと思います。優勝にふさわしかった。
最終決戦3組の中で、1本目よりも2本目の方が上回っていたのはトータルテンボスだけだったと思います。
何といっても伏線の張り方、拾い方が美しかった!
ふつうの漫才では、「もういいよ」って突っ込んで話を切り上げるためだけに伏線を使うけど、
トータルテンボスは一気にたたみかけて盛り上げるために使っていて、新鮮だったしパワフルだったと思います。
去年までは突っ込みが弱いと思っていたけど、今年は表情で漫才を盛り上げていましたね。
サンドウィッチマンは、1本目はトータルテンボスと同じくらい面白かったけど、2本目はちょっと落ちると思います。
密室劇のような漫才で、風貌に似合わず頭脳的でした。
動きがほとんど無いので、会場よりTVで見る方が映えるタイプと思いました。(生放送の漫才の場合、動きが無い方が、適切な所でアップに映るし、動いて撮り逃されることも無いと思うので)
キングコングはそもそも最終決戦に残るレベルではなかったと思います。
笑ったのハイタッチだけです。
スピードと動きの漫才は、オリジナルの域に達しているので評価します。
しかし、緩急が無いので、見ていてすぐに慣れてしまうし、飽きてしまう。
そうすると、ネタそのものの評価になるけど、ネタには特に見るべきものがない。
中田カウス審査員に「ジェットコースター」と評されていたけど、
ジェットコースターには急降下する前に徐行するような緩急があるので、ただ速いだけの急行電車の方がふさわしいと思います。
ハリセンボンは、最終決戦に残っても良かったと思います。盛り込まれたネタは多くないですが、ひとつひとつしっかり笑いをとっていたと思います。顔が老けてるだけあって、芸暦が浅いのに地力を感じました。腕力があるというか、キングコングと比べると、良い意味で重さがあるなと思いました。
笑い飯、ポイズン、千鳥は非常に好きな時もあるんですが、今回は不発でした。片鱗だけ見せてもらったという感じです。
特にポイズンは、鳥取と島根を手に持って比べた時に、物凄く期待したので、残念でした。
ダイアンは、ネタはそんなに悪くない気がしますが、華やパワフルさが全く無かった。
ザブングルは突っ込みとボケがまるで噛み合ってなかったように感じました。ザブングルだけは、どっからどう見ても決勝に残るレベルではなかったと思います。
好きなように長々とすみません。
なすなかにし、若月が今年は決勝来てほしいなあ~☆
あとカウスさんの、笑いながらのコメントを今年もまた見たい。
CommentData » Posted by ラリー at 08/01/07
書き込みありがとうございます。私も、今回はトータルテンボスが優勝するべき流れだったとは思う。サンドウィッチマンが初見のインパクトで勝りましたね。トータルテンボスは、彼らなりに全力を尽くして勝負ネタを2本目に持ってきて見事に演じ切っていたけれど、その創意工夫が審査員や観客には意外に評価されていなかった気がする。あまりにきれいにまとめすぎて、こざかしい感じに見られてしまったのかも。
ハリセンボンは先日の『ザ・ドリームマッチ』でもその才能の片鱗を見せていましたね。彼女たちは、まだまだ荒削りな部分もあるけど、テレビに出ているだけのことはある、と思わされるだけのものは持っていますね。