ケンドーコバヤシ20000字インタビュー
Posted at 08/02/14 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
最近の『Quick Japan』はお笑いを追いかける情熱がハンパじゃないわけですけれども。今回は特にすごい。中身の7割くらいがお笑い関連のネタ。この中から、個人的におもしろいと思った箇所をいくつか引用。
(爆笑問題インタビューより)
―しかし、田中さんはそういうルールを守らない人とよく二〇年やってきましたよね(笑)。
太田 ハハハハハ! そうそう!
田中 それはもう、ホントに……それこそ土田とか品川(祐)とかが話しに来るんだよね。
太田 そうそう、「なんであいつテレビ出てんだよ?」「太田さんはなんなんですか?」って(笑)。
田中 「太田さんって人はすごいのか、どうなんだろうか?」って話になるらしいんですよ。人から嫌われるようなことばっかり言う、叱られる、問題になる、そんなことをずっと繰り返してるのに、なんでテレビに出られてるのかって。
なぜ太田光はテレビに出ていられるのか? それは、このインタビューでも結局明らかにされないのです。そこがまた、すごい。私たち視聴者は土田や品川と一緒にいつまでも悩まなくてはいけない。あいつは、何なんだ?
(放送作家座談会TV of the yearより、世界のナベアツについて)
高須 (片岡)飛鳥が三の倍数でバカになるネタを見て、「確かに面白いんだけど、構成力がありすぎて笑えない。あいつは作家として学びすぎた」って(笑)。
ナベアツに対して「構成力がありすぎる」という評価の仕方は新鮮。
(ケンドーコバヤシ20000字インタビューより)
ケンコバ …やっぱりみんなね、お笑いというものを深く考えすぎているところがある。笑いを取ることなんて、めっちゃ簡単ですから。たとえば、かわいい赤ちゃんや動物のドジな仕草を見ても、人は笑うんですよ。でもそれは決して「面白い」ことではないでしょ。面白くないことでも、人は笑ってくれるんです。笑いなんて所詮あいまいな感情だから。だから逆に言うと、芸人が面白いことをして、お客さんが笑うも笑わないも、それは自由だと思うんですよ。「お笑い」ってものは、「面白い」ってことの一面の現象に過ぎない。
お笑いは面白いの一面的な現象である。ああ、この天才芸人は笑いの本質を初めからわしづかみにしていた!
ケンコバ …でも今の女の子って、恋愛を語る時に相手のことを語るでしょ。「こうされて嬉しい」とか。「こうして欲しい」ってことを楽しそうにしゃべるじゃないですか。醜悪な自分の欲望を、恥ずかしげもなくそのままおっぴろげているわけですよ。こいつら平和な顔して、恐ろしい侵略者みたいなことを平気でやりよんねんなと。それがなぜか今は美徳として、歌詞にまで丸め込まれてる。
これ、今どきの女性論、恋愛論、歌詞論としてすごく興味深い。
―今、すごいなって思う芸人さんはいらっしゃいます?
ケンコバ マジな話、たむらけんじですね。さっきも言いましたけど、昔から全然面白くなかったんですよ。だけど、ある時期から、スベることの方に本人がギアを入れ出したじゃないですか。そうすると、スベっても全然寒くない。究極のスベり芸ですよね。
スベることにギアを入れる、という表現が秀逸。そうそう、面白くなくても笑えるんですからね。ケンコバインタビューはとにかくすべてが名言でした。