キングオブコントが危ない3つの理由

Posted at 08/07/21

ダウンタウン松本人志が、ラジオでキングオブコントについて話していて。「あれ?」と思った。みんなが思っているイメージと、松本が描いているイメージがだいぶズレているような気がする。松本発言の要旨は以下の通り。

・松本は、キングオブコントをC-1とは絶対に呼ばれたくない。なぜなら、M-1の二番煎じみたいに見えるから。

・この大会を開くにあたり、松本は「自分は絶対に審査員をやらない」ということを主張していた。

・審査員が採点する方式ではなく、出場した芸人本人が採点する新しい審査システムになる予定(詳細は未定)。

……要するに、この大会は、M-1やR-1に並び称されるようなものではなくて、松本人志個人の理想と信念に基づく、全く新しい形のお笑い賞レースになるみたいなんですね。

それらを踏まえて、私が思ったことは。

・この大会は、ヤバい。なぜなら、実質的に松本が大きな権限を握っている大会でありながら、今のところ主催者側やテレビ局の側から、そういう趣旨のアナウンスがなされていないから。つまり、どうひいき目に見ても、松本側と主催者側の意思疎通が上手くいっていない。このひずみがあとあと面倒な事態を引き起こしそう。

・M-1グランプリが興行的に成功した大きな理由の一つは、松本人志、島田紳助といった名のある超大物現役芸人を審査員として引っ張り出して、誰にも文句のつけようのない審査を実現させたからだ。そこがM-1成功の大きなカギだったのに、松本は初めからそのシステムを否定して、「自分は絶対に審査しない」「芸人本人が審査するシステムにする」と言っている。視聴者の求めるものと松本のやりたいことが大きくズレていて、危険。

・この手の大会を松本にプロデュースさせるのは、ヤバい。なぜなら、彼にはその種のセンスがないから。だってそうでしょう。今コントの大会を開くのに「C-1」と呼ばれることを禁じるとか、どんだけズレてるんだと。大会のネーミングが何であろうが、お笑いの大会として盛り上がれば成功、盛り下がれば失敗。そんなことは明らかなのに、些末なことにこだわっている「天才的」な感覚がヤバい。

……とにかく、私はラジオを聞いた時点で、この大会に過度の期待をするのをやめました。どう転んでも、この大会はM-1やR-1のようにはならないみたいです。「ザ・ドリームマッチ」とか、「お笑い芸人親子で漫才王座決定戦スペシャル」とか、そういう感じで楽しむことにします。

b.gif←C-1グランプリ2008

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