キングオブコント決勝をもう1回じっくり見てみる
Posted at 08/10/06 PermaLink»
キングオブコント決勝の感想をじっくり書きます。10点満点で点数もつけていきます。2回目に見て印象が変わったら点数も変わります。
【TKO】
合コン。片方がやや類型的なちょっと変わった人を演じる、という、格好付けてる若手芸人がいかにもやりそうな感じのネタ。その意味では、TKOは格好付けていた若手芸人時代からそんなに進歩していないのかもしれません。2点。
【バッファロー吾郎】
市毛良枝さんとの戦い。「市毛良枝さん」という単語でぐいっとつかんで、あの突き抜けたオチへと着地する。よくまとまったきれいなネタですね。8点。
【ザ・ギース】
卒業式の最終確認。見ている間ずっと滑舌が心配になるんですよね。何とか乗り切っていましたが。さらにキャリアを重ねて演技に味が出てきたら、後半のたたみかけるところはもっと盛り上がるはず。7点。
【天竺鼠】
結婚式。TKOのネタにも言えることですが、こういう、真面目な人が頭で考えてひねり出した変な人のキャラ、みたいなのは個人的にすごく苦手です。全然笑えない。2点。
【チョコレートプラネット】
ローマ時代。左の人がガンダムのセリフをもじってボケた後で、右の人がたまたまちょっとアムロっぽい声を出すんですよね。それがすごく引っかかりました。どうでもいいけど。ネタとしては、オチをちゃんとすればもう少しまとまるんじゃないでしょうか。6点。
【ロバート】
サークル。やっぱすごい。何度見てもすごい。この日舞台に上がった17人の芸人の中で、素材としての強さでは秋山竜次が断トツじゃないでしょうか。あと、芸歴10年を重ねて、久々に見た山本博のツッコミも地味に上手くなっていた。8点。
【バナナマン】
朝礼。何度見ても一分の隙もない、完成度の高いネタですね。まあ、1本目にこれを持ってきたのは結果的には正解だったんでしょうね。8点。
【2700】
お笑いライブ。最初のタイトルコールの変なしゃべり方から始まって、一から十までスベり尽くしていました。下手とかつまんないとかいうのは簡単なんですが、何がいちばんダメだったかというと、ネタの意図が全然わかんないんですよね。どこで笑わせたいのか。どういう状況を見せたいのか。そのレベルで基礎ができていない。ここが勝ち上がったのは完全に採点ミスというものです。0点。
そして、バッファロー吾郎とバナナマンの2組で最終決戦。
【バッファロー吾郎】
アンドロイド。いぶし銀の安定した演技で中学生レベルのしょうもないことをやりきる、という彼らの魅力が詰まった一作。1本目のネタに比べるとオチが弱いか。7点。
【バナナマン】
宮沢りえ。「病気?」っていうつかみは上手い。「甘いパンとしょっぱいパン。赤飯おにぎり」とか。細部まで練り上げているのがさすがです。最後は、大林素子っていう単語がオチじゃなくて、それに悩む日村がオチってことでしょうね。7点。
最後はほぼ互角の戦いでどっちが勝ってもおかしくない感じでしたが、自分だったら迷った末にバナナマンに投票していたと思います。「うまい棒」という単語の中学生的センスよりも「宮沢りえ」という単語の微妙なセンスを買うかな、と。
結果はバッファロー吾郎が優勝。まあ、それはそれで結果だけ見れば妥当なところです。番組としてはめちゃくちゃでしたが、出演した芸人たちの力だけで何とか普通のバラエティ番組としての最低限の格好はついたかな、と。本当に文字通りの最低限ですから、視聴率は悪そうな気がしますが。