NON STYLEの漫才を楽しむたった1つの方法
Posted at 08/12/16 PermaLink»
一般に、キングコングやNON STYLEが見せるようなスピードの速い漫才は、ある種の人たちに不当に低く評価される傾向があります。ただ、あの手の漫才について「チャラチャラしている」「何が面白いのかわからない」などと言っている人はたぶん、実際には「しゃべりのスピードについていけない」「速すぎて何を言っているのかわからない」と感じているのではないでしょうか。
でも、私は例えば、NON STYLEの漫才を高く評価します。それは、スピードについていけるからではなく、ついていけなくても面白いと感じられるからです。漫才を楽しむ上で、芸人が発する言葉の一つ一つを聞いた瞬間に全て拾って理解しなくてはいけない、などと誰が決めたのでしょうか? 理解が一歩遅れても、その「遅れ」を楽しむことができればよいのです。
例えば、音楽とは、聞いている一瞬一瞬においてその場で全て理解できなければ楽しめない性質のものでしょうか? 音楽の場合はそもそも「理解できる・できない」という区分で考えること自体がナンセンスでしょう。
お笑いも同じです。私たちは理解したから笑うのではなく、笑いたい感じになったら勝手に笑ってしまうだけなのです。
スピード感のある漫才がどちらかというと女性や子供にウケやすい理由は、女性や子供の方が、成人男性に比べて「笑いを理解しなくてはいけない」という戒律に縛られていないからでしょう。
漫才とは、活字で書かれた台本を読んで楽しむものではありません。理解する前に感じて、考える前に笑えばいいのです。