春日というリスク
Posted at 08/12/26 PermaLink»
今回のM-1でオードリーの漫才を初めて見た人は、あのやりとりのどこまでが計算でどこまでがアドリブだと思っているのでしょうね。
春日が噛んで若林がすかさずフォローしたあの場面で、噛んだこと自体はただのミスだと思います。でも、オードリーのネタを何回も見ているとわかるのですが、彼らの漫才では、春日が噛んでしまったときやスベってしまったときの立て直しパターンが準備されており、何か緊急の事態が起こったらすぐにそれを発動させることで、被害を最小限に抑えることができるのです。そして、今回の決勝1本目では、それが奇跡的に最高の形でハマったのだと思います。
若林はリアリストです。春日がいつでもミスをせずに漫才をこなせるなどとは全く信じていません。だからこそ、ミスに備えたリスクヘッジをしているのです。この隙のなさが、オードリーをM-1準優勝に導いた最後の決め手になったのだと思います。
先日、オードリーが出演しているGyaoの番組内で、噛み倒しまくる春日のダメっぷりに対して、視聴者から「(それでも)芸人ですか?」という質問が寄せられました。それに対して、春日はカメラ目線でこう答えました。
「噛む芸人です」
噛む芸人を相方にしてM-1準優勝を果たした若林の手腕は、もっと評価されてもいいでしょう。