めちゃ×2戦ってるッ!!

Posted at 10/03/06

「めちゃイケ」という番組の「俺たち戦ってます!」アピールって何なんでしょうね。そういうメッセージ性みたいなものって、あの番組を見ている多くの一般の人にとっては意味がよくわからないと思うんですよ。

あれは、業界人に向けてのアピールという側面が強いですよね。そして、いまだにあの番組を好きな人も多いということは、それはそれなりにうまくいっているんだろうけど。でも、個人的には、メッセージ性なんてわずらわしい。黙って面白いことやればいいのに、と思う。

基本的には、メッセージとかテーマって、露骨に語るものじゃなくて、作品の中に示すものでしょう。でも、露骨にそれを語ってしまう片岡飛鳥スタイルが受け入れられているのは、それはそれでひとつの作風ということになってるからなんでしょうね。

例えば、会社などで、周囲に対して「がんばってる自分」をやたらアピールしてくるやつって、たぶんあんまり仕事できないやつじゃないですか。でも、恐らく、片岡飛鳥さんは、めちゃくちゃ仕事はできる人だと思うんですよ。そういうケースは世間では珍しい。だから余計に違和感がある。

私は、「ガキの使い」のフリートークがとても好きだったんですが、それはなぜかというと、松本がたまにうっかり「いいこと」とか「鋭いこと」を言ってしまいそうになったときに、すばやくそれを察知して軌道修正して笑いに落とし込んでいく2人の手際にほれぼれするのです。

松本はたぶん、放っておいたら割といいことも言ってしまうタイプの人だと思うんですが、あの場では浜田がそれを決して許さない。だからスリリングで面白い。松本個人の思想を知りたかったら著書を読めばいいわけですからね。テレビでは、単に面白いことだけをやっていてもらいたいものです。

まあ、片岡飛鳥さんに関しては、フジテレビで長いあいだ番長を張り続けるのも大変なんだろうなあ、と思うばかりです。

b.gif←オカム差し上げます

R-1ぐらんぷり2010決勝リアルタイム更新

Posted at 10/02/23

「R-1ぐらんぷり2010」決勝戦の感想をリアルタイム更新してみます。各ネタが終わるたびに一言ずつ感想をアップしていきます。

【COWCOW山田與志】
全部ちゃんとやりきっただけでもお見事、という感じのネタ。フリップ芸の進化形としてはほぼ限界まで行ってると思うけど、昨年や一昨年のネタと比べると後半の展開が少し物足りない気もする。

【バカリズム】
正義感の強い男。ははは(笑)。好き勝手できて良かったとは思うけど、あんまり賞レース向きのネタではなかったかな。

やっぱり、こういうときに板尾さんはボケたがる(笑)。

【いとうあさこ】
妙齢の女性の自虐ネタなのに、まったく痛々しさがなく、ひたすら明るくて楽しいというのはすごいことです。いとうさんの圧倒的な人徳のようなものに打ちのめされる。初めにワキ汗の話を説明なしで入れたのは、初見の人にはちょっと不親切かも、と思いましたが。開口一番で「ビショビショ」って(笑)。

いとうさんが暫定1位。まあ、このネタの出来なら納得。

【Gたかし】
猪木とボビー押し。猪木のたたずまいの面白さが、会場のお客さんには今ひとつ伝わってなかったか?

山田よしのもんたよしのり。見事な散り際。

【川島明(麒麟)】
いい声を生かした一言ネタ。切り口が面白いので毎回わくわくできるけど、ちょっとハードルが上がりすぎるという欠点もあるかも。

川島が暫定1位。まさか、この時点でバカリズム敗退とは! R-1は本当に結果が読めないっすね。

【我人祥太】
ブラックなネタで笑いをとるのはなかなか難しいと思うんですが、このスタイルだと無理なく見られる。お見事。

【なだぎ武(ザ・プラン9)】
いかにも彼らしい遊び心満載のネタですね。動きにキレもあって安心して見ていられる感じだけど、ミッキーと警察24時で要素を詰めすぎて雑多な印象を与えるところはあるかな。

なだぎが暫定1位。これはV3もあるかも。

【エハラマサヒロ】
この塾講師、腹立つわ~。でも、実は割と、塾の先生のこういうノリって隠れた「あるあるネタ」の感じもします。マイケルで最後に「のびる!」のポーズをするところもきれいに決まった感じ。エハラ、獲りに来てるなー。

エハラ、ファイナル進出決定。まあ、この出来なら当然でしょう。

【あべこうじ】
昼ドラが好き。プロの話芸を見た、という感じで満足度は高かったんじゃないでしょうか。あべちゃんファイナル行くかなー。

あべこうじファイナル進出。ウザキャラを演じるなだぎ、ウザい人を真似るエハラ、ウザい漫談のあべちゃん。今年のR-1は前代未聞のウザさの競演となりました。

エハラマサヒロ2本目。大人っぽい赤ちゃん。仕上がってるなー。でも、1本目に続いてムーンウォークに頼りすぎか?

あべこうじ2本目。ドレミの歌。これも仕上がってる。1本目と趣向を変えた分だけ、エハラよりは高く評価されそうな気がする。

なだぎ武2本目。ドラえもんの目覚まし時計。小道具頼みのネタは、この大舞台にかけるにはちょっと弱いんじゃないでしょうか。演技に安定感があるだけに惜しい。

この感じならあべこうじ圧勝で間違いないと思いますが……。

優勝は、あべこうじ。おめでとう。おめでたい。よかったよかった。

b.gif←勝つとしたらこう

R-1ぐらんぷり2010サバイバルステージ

Posted at 10/02/23

「R-1ぐらんぷり2010サバイバルステージ」の感想を書きます。

「光り輝くピカピカ漫談」ユリオカ超特Q
ユリQさんは、一歩引いた感じからじわじわ盛り上げていくタイプなので、一番手でネタ時間3分、というのはかなり不利な状況。でも、そんな中でも要所要所できっちり笑いを取っていくのはお見事。

「あふれ出す心の叫び」今泉
後半たたみかけていく展開が、3分で見るにはちょうどいい感じがする。開始早々、自虐ネタが2組続きました。

「熟練のボヤき風来坊」ナオユキ
酔っぱらいみたいな雰囲気の怪しい男が、酒をテーマにした漫談をしたら、やっぱり面白い。ネタ終わりに観客が「えー!?」とか言うあの妙な空気は、芸人にとっては厳しいですね。

「めげないスーパーアイドル芸人」ゆってぃ
芸人にとって、ホームとアウェイがあるとして、ここはゆってぃにとって間違いなくホーム! 客席から「わかちこ」の声があがるなんて、普通のお笑いライブでもあんまりないことでは。静かな芸風の人が数組続いていたので、たまたま目立てたのもラッキー。

「2009年R-1王者」中山功太
ネタの見せ方に一工夫あって、安心して見ていられる感じではあるけど、その分だけわかりづらくなるリスクもあるので、それが観客審査でどういう評価を受けるのかは微妙。一通り見て一番良かった人に投票、というシステムのもとでは、ちょっと不利な気はする。

「笑い仕掛けの癒し系アート」COWCOW山田與志
さすが2年連続ファイナリスト。フリップ芸の磨き上げ方が尋常ではない。あとは、地井と阿藤っていうのがどのくらいの爆発力を秘めた素材なのか、ということにかかっている。

「ちょい毒アラフォー先生」田上よしえ
準決勝とネタを変えてきましたね。うーん。ちょっと散漫な感じになってしまったのではないでしょうか。

「無冠のR-1女王」友近
このネタは好きです。ネタ前半の感じでそのまま行ってもそれなりの上質なコントになりそうなのに、それをあえてぶち壊して後半ロギンスチャクラへと向かってしまう彼女の「業」のようなものに心打たれる。有り余る演技力と表現欲と、破壊衝動。これが今の友近のすべて。

「歌謡曲案内人」アナログタロウ
爆発力のある鉄板ネタ。大きな笑いが起こった回数ではここまでで一番かも。

「笑顔の手作りダンボール」もう中学生
海産物のネタをやっているもう中は、さかなクンと区別がつかないと思う。

敗者復活者を予想。個人的な印象では、友近がいちばん可能性ありそうだと思いますが……。

結果は、COWCOW山田與志! おおー。これで3年連続決勝進出。R-1の戦い方をつかんでいる感じでしたね。友近は、あのネタで決勝を逃したのは残念でした。

b.gif←ヨガだね~ ヨガだよ~

セクシースノーボーダー外伝 しぶいよ!! コクボさん

Posted at 10/02/15

国母和宏の件で、基本的なことを確認しておきたいんですけど。あれって結局、服装の乱れじゃなくて、態度が悪いのを叩いてるだけですよね? 本当は態度が気に食わないくせに、服装のことだけを責めてるみたいな感じにしてるやつらは、心底ゲスいと思う。自分が自分をごまかしてることに気付いてない。

もっと言うと、実際には、態度も服装も別に大した問題じゃなくて、なんかああいう種類の若者はとにかく気に入らない、何でもいいから理由をつけて叩きたい、って思ってる年寄りが世の中には大勢いて、その大きな渦に彼が巻き込まれたっていうだけでしょう。しょうもないなあ。

バカがバカを煽って盛り上がる場合に、ネットでそれが行われると「炎上」と言われて、マスコミがそれをやると「世論」と言われるというのは不思議ですよね。どっちも等しく「炎上」だと思って眺めてますが。

b.gif←炎上してま~す

R-1ぐらんぷり2010決勝進出者・最終予想

Posted at 10/02/11

準決勝を見終えた時点での、決勝進出者8組の最終予想をしてみました。

ナオユキ
キャプテン渡辺
エハラマサヒロ
友近
田上よしえ
あべこうじ
Gたかし
中山功太
(可能性高そうな順)

ナオユキ、キャプテン渡辺は、それぞれ大阪・東京でナンバーワンの爆笑を取っていたので、さすがにここは外せないでしょう。

エハラマサヒロ、友近は、あれほどのネタの洗練と技術の高さを見せつけられたら、選ばなくては仕方がない、という感じ。

以下4組はあんまり自信がない。現場でウケていた4組を選んでみたけど、他の人が上がる可能性も十分ある。

今頃すでに記者発表も行われているはずですが。さて、どうなったんでしょうか。

b.gif←チャクラチャクラ

大黒秀一著『転がる日本にバカ満ち足りて』

Posted at 10/02/01

「日刊サイゾー」でも「退屈巡礼」という連載をされている、大黒秀一さんの『転がる日本にバカ満ち足りて―あきらめの楽園へ』という本がかなり面白かったです。日本の観光地やダメスポットに漂うダークな空気にだんだん脳が汚染されていく感じが心地いい。

思えば、我々は誰でも一度はこんな光景を目にしているはず。修学旅行とか社会見学とか、あるいは個人旅行で。

古臭い、鈍感、雑、手抜き、アート志向。――このような要素から生まれた、退屈と退廃のダメスポット。私たちが心の片隅に追いやって忘れていたはずの、忌々しくも悲しく愛しい記憶が、まざまざとよみがえってくる。

ひどいけど、ひどすぎて笑える。救いようがないけど、救えないことで救われる。そういうことが確かに世の中にはある、ということを改めて思い知らされる。

いわば、日本国内における「観光」とは、落とし穴のように全国各地に潜む、この種のダメスポットの放つ禍々しい妖気のようなものに身を捧げる覚悟を持つ、ということでもあるのだ。

あと、この本は、大黒さんのスタンスも実にちょうどいい。無理にあざ笑う感じでもなく、変に自虐ぶる感じでもなく、あくまでニュートラルな立ち位置で状況を淡々と描写している。このバランス感覚がいい。心に深く刺さる一冊です。

b.gif←退屈巡礼

なぞかけ企画「ととのったー」始めました!

Posted at 10/01/29

twitterにて、参加型なぞかけ企画「ととのったー」を始めることにしました。

・私(ラリー)が毎日18時にお題を出します。ネタを思いついた方は、そのメッセージに返信する形でなぞかけを投稿してください。

・期限は丸一日。翌日には次のお題に移ります。

・個人的に「うまい!」「おもしろい!」「すごい!」と思ったらリツイートで紹介させていただきます。

昨日始まった第1回のお題は「アメトーーク」。以下のような傑作が多数寄せられました。今後もしばらく続けていくつもりなので、なぞかけの腕を磨きたい方はお気軽にご参加ください。

――――
ayukatirom
アメトーークとかけまして、桶狭間の戦いとときます。そのこころは、、、どちらも雨上がりの進行(進攻)です。

tkkt01
アメトーークとかけまして、プリンスホテルと解く。そのこころは,品川のイメージを変えました。

igagurika
アメトーークとかけまして、アフリカの朝とときます。そのこころはサバンナが輝いています。

moderatdrei
アメトーークとかけまして、マフラーの編み方とときます。そのこころは、棒が二本必要です。

tukaeki
アメトーークとかけまして、美味しい馬刺しと解きます。その心は、肥後の天然を楽しめるでしょう。

palindrome86
アメトーークとかけまして、汚いけれど美味い店とときます。その心は、ちゅうぼう(中坊・厨房)がイケてなくても評価されます。

pasiguru
アメトーークとかけまして、最後の運行日を迎えた電車のホーム付近とときます。その心は。てっちゃんがパニクってます。

kazz_14
「アメトーーク」とかけまして、「クリンチ」とときます。そのこころは、ブレイクのきっかけになります

hikari24hour
アメトーークとかけて、ギャルの化粧とときます、その心は「こすぎに憧れる人が多い」

kangowago
アメトーークとかけまして、刀と解きます。その心は、どちらも加地(鍛冶)が作るでしょう。

b.gif←ようこそのお運びで

プロフィール

ラリー遠田
おわライター/お笑い評論家
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